交野市の各種健(検)診のご案内

年に一度は受診しましょう。健康診断、がん検診。

現代の日本では3.5人に1人が「がん」が原因で亡くなっています。心筋梗塞などの「心疾患」、脳卒中などの「脳血管疾患」が原因で亡くなる人を加えると、この三つの病気で亡くなる人は2人に1人(53.9%)にのぼります。

これらの病気は自覚症状が現われにくいのが特徴です。病気に備える何よりの対策は、日々の健康管理と早期の発見です。自覚症状がなくても、定期的に健診と検診を受診しましょう。

痛みや出血、めまいやのぼせ、不快感など自覚症状がある場合は、自分で原因を決めつけたりしないで迷わずに医療機関を受診してください。

主な死因別死亡数の割合(平成23年)

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(「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況」厚生労働省)

がん検診のご案内

全国の都道府県の中で「がん検診」の受診率がもっとも低いのは大阪府です。がんによる死亡率も2000年(平成12年)までは連続で全国一でした。現在は、青森県、鳥取県、秋田県、和歌山県、北海道に続き、全国で6番目まで下がりましたが、今なお全国平均よりかなり高い死亡率であることに変わりはありません(2010年データ)。

がん検診受診率(2010年)

 

胃がん(%
40-69歳)

大腸がん(%
40-69歳)

肺がん(%
40-69歳)

 

32.3

26.0

24.7

 

23.0

19.5

16.4

「国民生活基礎調査(厚生労働省大臣官房統計情報部)」

 

がんによる死亡率-人口10万人あたりの人数(074歳)

 

     全国

      大阪府

 

男女

男女

男性

女性

2000

102.6

138.4

70.7

115.4

155.8

78.5

2010

84.3

109.1

61.8

90.3

117.9

65.2

増減

-18.1%

-21.2%

-12.6%

-21.8%

-24.3%

-16.9%

(「人口動態統計(厚生労働省大臣官房統計情報部)」よりデータ抜粋)

 

早期発見が命の分かれ目

かつては不治の病とされた「がん」ですが、新しい手術手法や化学療法・放射線治療など治療技術が年々進歩し、完治する率も部位によっては大幅に上昇しています。その決め手となるのが検診による早期の発見です。局所に限定されて病気の浅いがんほど治る可能性が高く、進行がんでは身体への負担も大きく、治療がより難しくなります。

がん検診をはじめとする交野市の市民健(検)診は、ゆうゆうセンターまたは指定医療機関で受診できます。詳しくは、交野市ホームページの下記のサイトをご覧ください。

http://www.city.katano.osaka.jp/docs/2012052100018/

●交野市の市民健(検)診一覧

検診名

対象

内容・方法

自己負担額

胃がん検診※

40歳以上

医療機関健()診:問診・直接撮影による

胃透視(バリウム)検査 

1,500

センタ-健()診:問診・間接撮影による

胃透視(バリウム)検査

600

肺がん検診

40歳以上

問診・胸部X線検査

600

大腸がん検診

40歳以上

問診・免疫学的便潜血反応検査

600

前立腺がん検診

50歳以上の

男性

問診・血液検査(PSA検査)

1,000

肝炎ウイルス検診

40歳以上*1

問診・血液検査(HBs抗原検査・HCV抗体検査)

1,000

乳がん検診

40歳以上の

女性*2

問診・視診・触診・X線検査(マンモグラフィ)

2,000

子宮頸がん検診

20歳以上の

女性*2

問診・内診・視診・子宮頸部細胞診

600

※胃がん検診受診者のうち希望者で、下記の方は「胃リスク検診」の受診が可能です。
  ◎一度も検査を受けたことのない人(ただし、ピロリ菌の除菌をした方や胃潰瘍や十二指腸潰瘍で
       治療中の方等は対象外)
   「胃リスク検診」
     内容・方法: 問診・血液検査(ピロリ抗体・ペプシノゲン検査)
     自己負担額: 400円

*1 一度も検査を受けたことのない人

*2 平成28年度は偶数年(元号)生まれの女性が対象

 備考:がん検診は「自覚症状のない」方が早期発見のために受診する検診です。痛みや出血、めまいや
         のぼせ、不快感など自覚症状がある場合は、
対象年齢にとらわれず医療機関を受診してください。